リゾチームとは?

酵素リゾチーム

皆さんはリゾチームが何かご存知でしょうか。

おそらくこの言葉を聞いて分かる方は少ないかと思います。

リゾチームとは、人間の体内にもある酵素のひとつで、主に消化や代謝機能のように生きていく上で大切な役割を果たしているものとなっています。

そしてリゾチームは細菌を体内に溜めこまないようにする役割をもっているため、溶菌酵素とも呼ばれています。

そもそもこの酵素は、リゾチームも含めておよそ3000種類もあり、熱に弱いのが特徴です。

この性質から酵素は主に生野菜、果物、発酵食品に含まれており、加熱調理されたものには含まれていません。

そんな難しい性質を持っているリゾチームですが、人間には欠かせないものなので、これから詳しく説明していきたいと思います。

リゾチームは主に人間のどこに含まれているの?

鼻水や涙にリゾチームはある

上記でも述べた通り、酵素であるリゾチームは人間の体内に元々備わっているのですが、主に人間の涙、鼻水、唾液、痰に含まれている成分です。

これを聞いてお気づきの方もいるかもしれませんが、この全ての機能は細菌を外に排出する目的となっているものなので、リゾチームは免疫力を上げるためには必要不可欠なのが改めて分かるかと思います。

よって感染症を予防するためにも、リゾチームは大切な酵素のひとつと言えるでしょう。

さらにリゾチームは、人間に限らず他の動物の感染症予防にも大きな役割を果たしており、特ににわとりの卵白に多く含まれている成分だということも分かっています。

しかし上記でも説明した通り酵素であるリゾチームは熱に凄く弱いため、生卵からしか摂取できません。

このリゾチームの性質から、茹で卵の方が生卵よりも腐りやすいというメカニズムが証明されるというワケなのです。

また、リゾチームはキャベツやカブなどにも多く含まれているため、病気になりやすく免疫力が低いという方は、積極的にこれらの食材を食べるようにすることをオススメします。

リゾチームは医薬品としても利用されている優れ物!

リゾチームはこの免疫効果アップ機能から、医薬品でも「リゾチーム塩酸塩」として利用されています。

これは簡単に言うとリゾチームを塩化したもので、作用は主に…

  • 出血を抑制する
  • 膿粘液を分解する
  • 膿粘液を排出する
  • 抗炎症作用
  • 瘢痕を組織化し、修復する

などが挙げられます。

よって、気管支炎、気管支喘息、気管支拡張症など医薬品としてリゾチームは活躍しています。

しかし、人によっては吐き気、下痢、発疹、めまいなどの副作用を1%未満ですが訴える患者もいるようなので、リゾチームを摂取しそのような症状が出た方はただちに医師へ相談しましょう。

そしてこのリゾチームは市販薬でも有名な風邪薬のパブロン、ルルゴールド、そして目薬の多くに含まれているので、それらを使用したことがあり問題がない方はリゾチームの副作用は心配ありません。

上記でも述べた通り、リゾチームはそもそも体内に含まれているものなので、副作用が出ることは限りなくゼロに近いといっても過言ではないでしょう。

卵アレルギーの人はリゾチームの摂取は危険!

卵の卵白に多く含まれているリゾチームは、人間の体内から抽出するワケにもいかないため、主に工業用にはニワトリの卵から抽出されています。

そのことからリゾチームは医薬品だけでなく、食品添加物としても利用されているのですが、卵アレルギーがある方はそれによってアレルギー特有の発疹や痒みなどの症状が出ることもあるので十分注意しておきましょう。

また卵アレルギーの方が市販の薬を買う場合には、成分表でリゾチームが含まれていないかをしっかりと確認しておくことが大切です。

いかがでしたか?

免疫機能を果たすためには必要不可欠なリゾチームですが、卵アレルギーの方は副作用が出る場合があるので、十分に注意しておきましょう。